【お酒は好きですか?】お酒をやめるとどうなる?飲酒習慣をストップする10のメリットと禁酒成功の5つのコツ

栄養・食事

【お酒は好きですか?】お酒をやめるとどうなる?飲酒習慣をストップする10のメリットと禁酒成功の5つのコツ

「お酒はエンプティーカロリーだから太らない」

「糖質ゼロならダイエットに影響は無い」

そんな話を聞いたことはありませんか?

結論から言うと、どちらも嘘です。

お酒は、適量であればストレス解消になったり、人間関係を円滑にする効果も期待できます。しかし、飲みすぎると健康を害するだけでなく、ダイエットの妨げにもなってしまうのです。

この記事では、アルコールとダイエットの関係について解説するとともに、お酒をやめると得られるメリットや禁酒を成功させるコツ についても紹介します。

「最近、お酒の量が増えてきた」「そろそろ本気でダイエットしたい」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。

なぜお酒はダイエットに悪影響があるの?

お酒がダイエットに悪影響がある理由は、以下の3つです。

  1. アルコール自体が高カロリー
  2. 食欲を増進させる
  3. 体脂肪の燃焼を妨げる

それぞれ詳しく解説していきます。

1. アルコール自体が高カロリー

アルコールは、1gあたり7kcalのエネルギーを持ちます。これは、炭水化物(1gあたり4kcal)やタンパク質(1gあたり4kcal)よりも高カロリーです。厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、アルコールの摂取量は1日平均純アルコール量で男性20g程度、女性10g程度とされています。

参照:e-ヘルスネット(厚生労働省) – アルコールの吸収と分解
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-02-002.html

以下は、主なアルコール飲料100mlあたりのカロリーと糖質量です。

アルコール飲料 カロリー(kcal) 糖質(g)
日本酒 103 4.5
梅酒 158 20.7
ビール 40 3.4
赤ワイン 83 1.5
白ワイン 73 1.1
焼酎(乙類) 146 0
ウイスキー 237 0.1

※参考資料:文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

食品成分データベース
食品成分データベースは、食品成分に関するデータをインターネットを通じて提供しているものです。

表を見てお分かりいただけるように、アルコール飲料には多くのカロリーが含まれています。そのため、お酒を飲みすぎると、1日の総摂取カロリーがオーバーし、体脂肪として蓄積されやすくなってしまうのです。

特に、ビールは糖質も多いため注意が必要です。また、ウィスキーや焼酎には糖質がほとんど含まれていないものの、アルコール度数が高いためハイカロリーになっている点も覚えておきましょう。

2. 食欲を増進させる

アルコールには、食欲中枢を刺激する作用があります。お酒を飲むと、満腹中枢が麻痺してしまい、通常よりも多くの食事を摂ってしまいがちです。

また、アルコールを摂取すると、胃酸の分泌が促進され、空腹感を強く感じるようになります。さらに、アルコールには利尿作用があり、脱水症状を引き起こしやすいため、塩分や水分を多く含む食べ物を欲してしまう傾向にあります。

お酒と一緒に食べるおつまみは、フライドポテトや唐揚げなど、高カロリーなものが多い傾向にあります。お酒を飲む量が増えると、これらの高カロリーな食べ物を食べる機会も増え、結果として太りやすくなってしまうのです。

3. 体脂肪の燃焼を妨げる

アルコールは、体内に吸収されると肝臓で分解されます。このとき、肝臓はアルコールの分解を最優先するため、体脂肪の分解が後回しになってしまいます。

そのため、お酒を飲んでいる間は、体脂肪が燃焼されにくく、太りやすい状態になってしまうのです。

【経験談】40歳目前で禁酒!2ヶ月で感じた体の変化とは?

ここからは、筆者の体験談をもとに、禁酒の効果や継続のコツについてお話します。

私は、20歳の頃から約20年間、ほぼ毎日お酒を飲んでいました。特に晩酌は習慣になっており、ビールなら350ml缶を2〜3本、日本酒なら1合程度は当たり前のように飲んでいました。

しかし、40歳を目前に控え、健康面や体型の変化(以前より痩せにくい)が気になり始めました。そこで、意を決して禁酒することを決意したのです。

禁酒を始めてから2ヶ月が経ちましたが、体調はすこぶる良好です。以前は、朝起きても疲れが取れず、体がだるい日が多かったのですが、今では朝スッキリと目覚めることができるようになりました。また、体重も2kgほど減り、体脂肪率もダウン。お腹周りが以前よりも引き締まってきたように感じます。

禁酒を成功しやすくするコツ5選

禁酒を継続する上で、私が実践していることは以下の通りです。

  • 禁酒アプリを活用する:禁酒による節約金額やカロリーを可視化できるアプリを活用することで、モチベーションを維持しています。ちなみに現在使用しているのはこちらの「禁酒マン」というアプリです。
禁酒マン - ダイエットや健康のための飲酒断ちサポート - Apps on Google Play
Fun sobriety counter! Review your habits and overcome alcoholism and depression!
  • お酒を家に置かない:目につく場所にアルコールがあると、飲んでしまう可能性が高くなるため、お酒は家に置かないようにしています。もともと我が家では自分以外でお酒を飲む人がいないので、誘惑が少なく助かっております。

 

  • ノンアルコール飲料を楽しむ:お酒の代わりに、ノンアルコールビールや炭酸水などを飲むようにしています。特に最初の一週間は、夜になると「口寂しさ」に襲われるのでかなり重宝しました。炭酸水にポッカレモンなどを数滴たらしてレモンサワーっぽく飲んでました。

 

  • ストレスを溜め込まない:ストレスは飲酒のトリガーになりやすいため、適度な運動や趣味など、ストレス発散方法を見つけましょう。自分の場合は今まで晩御飯の後に飲むことが多かったので、晩御飯のあとの自分時間は「ブログを書く時間」と決めることでストレスを溜めずに飲酒時間をスキップすることに成功しました。※ブログは半分仕事、半分は趣味です。

 

  • 周りの人に宣言する:家族や友人などに禁酒することを宣言することで、自分を律することができます。SNSなども活用しましょう。結構みんな応援してくれますよ。

禁酒は決して楽ではありませんが、健康や美容、ダイエットなど、多くのメリットがあります。

お酒をやめるとどうなる?禁酒で得られる10のメリット

禁酒には、様々なメリットがあります。ここでは、禁酒によって得られる10のメリットを紹介します。

  1. ダイエット効果:アルコールの摂取カロリーを抑えられるだけでなく、食欲も抑制されるため、ダイエット効果が期待できます。
  2. 睡眠の質向上:アルコールの摂取は、睡眠の質を低下させる原因となります。禁酒することで、ぐっすり眠れるようになり、疲労回復効果も高まります。
  3. 肌荒れ改善:アルコールには、利尿作用があり、体内の水分を排出してしまうため、肌の乾燥や肌荒れの原因となります。禁酒することで、肌の水分量が保たれ、肌荒れ改善効果が期待できます。
  4. 肝臓への負担軽減:アルコールは肝臓で分解されます。そのため、過度な飲酒は肝臓に大きな負担をかけます。禁酒することで、肝臓を休ませ、機能回復を促すことができます。
  5. 集中力・記憶力アップ:アルコールは、脳の機能を低下させる原因となります。禁酒することで、集中力や記憶力の向上が期待できます。
  6. 精神安定効果:アルコールの過剰摂取は、不安やイライラの原因となります。禁酒することで、精神が安定しやすくなります。
  7. 免疫力アップ:アルコールは、免疫力を低下させる原因となります。禁酒することで、免疫細胞の働きが活発になり、風邪などの病気にかかりにくくなります。
  8. 血圧・血糖値の改善:アルコールの過剰摂取は、血圧や血糖値を上昇させる原因となります。禁酒することで、これらの数値が改善され、生活習慣病の予防にもつながります。
  9. お金の節約:お酒は、毎日のこととなると、意外とお金がかかります。禁酒することで、節約効果も期待できます。
  10. 時間の有効活用:お酒を飲む時間や、二日酔いの時間で無駄にしていた時間を、趣味や自己啓発など、有意義に使えるようになります。

まとめ|お酒との上手な付き合い方を見つけて健康的な毎日を

この記事では、アルコールがダイエットに与える影響や禁酒のメリット、そして、禁酒を成功させるためのコツについて解説しました。

アルコールは、適量であれば人生を豊かにしてくれるものですが、飲みすぎると健康や美容に悪影響を及ぼす可能性があります。

「最近お酒の量が増えてきた」「健康や体型が気になる」という方は、ぜひこの記事を参考に、禁酒に挑戦してみてはいかがでしょうか?

“飲酒” にとらわれず、”禁酒” を選択肢に入れてみませんか?

禁酒は、自分自身と向き合い、より健康的なライフスタイルを手に入れるための第一歩となるでしょう。